5000kW他励式静止形周波数変換装置の開発

摘要

近年、プラント内に50Hzと60Hzの両周波数が存在する場合に、特に自家発電設備が存在する場合、効率的な運用を目指した周波数変換装置が用いられつつある。異なる周波数を持つプラントでは、異周波系統間で電力融通すること、および負荷への最適な電力供給することが、プラント運用自由度とコスト面で大きなメリットがあり、その要求を満たす装置が静止形の周波数変換装置である。従来は、電動機と発電機を組み合わせた周波数変換装置が用いられてきたが、保守性の良い静止形の導入が増加している。本論文では、以上のようなニーズに対応した5000kW他励式静止形周波数変換装置を開発したので、以下紹介する。