車外騒音台上計測システムを用いた加速中のタイヤ騒音の定量化手法の開発

摘要

新しい車外騒音規制UN R51-03が，2016年から欧州，日本などで施行され，2020年からは2dBの規制強化が適用される．現行法規の車外騒音試験はアクセル全開加速走行のみで行われていたが，UN R51-03では市街地での走行実態を反映するため，定常走行を追加し，加速と両方の騒音値を用いた判定法へ変更される．定常走行騒音はタイヤ／路面騒音（以下，「タイヤ騒音」とする）の寄与が大きく，UN R51-03への適合開発を行う上で，タイヤ騒音の考慮が重要になる．