粉末冶金用潤滑剤の評価方法の基礎的検討--第2報

摘要

著者らは，前報1）で金属プレートとキューブの2面間摩擦面に粉末潤滑剤を塗布して測定する滑り台式摩擦実験幾を開発し，その評価結果について報告したが，キューブがまっすぐ金属プレートを滑り落ちない，もしくは，安定した滑りが得られない場合もあり改良の余地があった．本研究は，傾斜面を利用する方法から既存の水平摺動式摩擦擦試験に変更し，金属の2面間を金属せっけh，WAX，金属せっけhとWAX複合潤滑剤を静電塗布して静止摩擦係数および動摩擦係数を測定したので報告する．