液中プラズマとは液体中に浸漬したアンテナにマイクロ波や高周波を印加させてアンテナ先端部で発生するプラズマのことである.液中プラズマの温度は数千 K を超えるので,ほとhどの廃棄物を分解することができる.我々は廃油をプラズマ分解し水素を回収する方法を検討している.これまで,市販の電子レンジを用いた実験において,反応炉内の減圧やアンテナ形状の最適化などが行われたが,さらなる高効率化が望まれている.本報では,マイクロ波発振器を利用し,アンテナ先端からプラズマ中に水蒸気を供給する実験(水蒸気改質実験)を行ったので報告する.
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