再生可能エネルギー電源の増加や需要家サイド機器の能動化などにより,電力系統の不確実性が増大するとともに,数秒周期の計測情報では,系統状態を精度よく把握することが困難となる。そこで,電力中央研究所では,10 ms 周期で電力系統の諸量(有効電力,無効電力,電圧,電流,位相,周波数)を収集し,電力系統の状態を正確に把握するため,また,収集した諸量をシミュレーション解析や解析用モデルの精度向上に活用し,電力系統の振る舞いを正確に予測・評価するためにRSDT(Real time Smart Digital Twin)を提案している(1)。
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