踏切警報機の故障検知回路の考案

摘要

踏切警報機は、赤色灯の交互点滅、及びスピーカからの警報音により踏切通行者へ列車進来を注意喚起する重要な設備である（図１）。踏切警報灯の点滅回路及び警報音発生回路において、ケーブル断線等が発生した場合には、警報灯の滅灯や警報音の無音等といった状況になる恐れがある。しかしながら、警報灯の滅灯や警報音の無音を検知する機能は一部の電子化された踏切を除き、備わっていないのが現状である。そこで踏切警報灯の点滅回路、及び警報音発生回路において、ケーブル断線等が発生した際、早期に故障を把握するための故障検知回路について研究を行ったので報告する。