簡易電話機障害調査冶具の作成について

摘要

電話機の障害点は大きく分けると回線と電話機、すなわち、交換機（主装置）から電話機までの回線側に原因がある場合と電話機側に原因がある場合の２つに分類される。また、電話機側に原因がある場合においても本体・カールコード・送受話器のどこに障害点があるのかを特定し、必要に応じた部品を交換しなければならない。それらの障害点を特定するためには、まず始めに対象電話機のローゼットにあるL１～L４の端子にテスターを入れて電圧の測定、モニターを入れて発信音や雑音の有無を調査する必要があるが、現状では調査する際にいくつかの問題点があり、障害復旧までに時間がかかっていた。そこで今回、問題点の改善に向けた取り組みを行った。