サーモカメラを用いた分電盤の保全方法の検討

摘要

今回は、サーモカメラを用いた電流値予測の手法について検討を行った。結果として、本手法は、分電盤の周囲温度に条件はあるものの負荷電流の傾向をつかむには有効であることが明らかになった。今後は課題点を解決し、繁忙期前の巡回の際に短時間で負荷電流の傾向をつかみ、ブレーカトリップを未然に発見出来るよう努めていきたいと考える。また、サーモカメラを用いた電流値予測は、非接触にて行うことが出来るため感電の恐れがないなど安全性が高く、低圧のみでなく高圧に展開することでより活用の幅が広がると考えられる。