深層学習を用いた自律制御イノシシ監視制御システムの開発

摘要

近年、宅地の拡張および里山の荒廃により、動物/人の境界が接近し、人による保護動物の乱獲、野生動物による農作物被害が顕著に発生している。宫古島における、サトウキビ畑を荒らすイノシシをFPV操作のドローンで発見•追跡した例を図1に示す。宮古島市当局は、サトウキビのイノシシ被害を課題とし、沖縄工ネテック（沖縄電力子会社)に調査を依頼。沖縄エネテックは、目視操作(FPV)によりドローンを操作し、赤外カメラによるイノシシ発見•追跡•追い払いの可能性を見いだした。しかしながら、広域、24時間、人を配置しドローンFPV監視はコスト効果で合わない。このため、沖縄エネテックより当方にドローン自動操作•自動追跡の相談があった。