委員会中間報告空気調和設備委員会熱環境システム動的設計法検討小委員会

摘要

建物が運用時に消費するエネルギー消費量は非常に大きく、建物が生涯で排出する二酸化炭素の過半は運用時に発生するとされている。一方で、建物は一品生産品であるために、異なる建物間でその運用ののあり方を相互に比較して良否を評価することは非常に困難である。そこで本小委員会では、シミュレーションを用いて運用技能を定量的に評価することを試みる。具体的は、極めてリアリティの高い建築シミュレーションモデル(以下、エミュレータ）を構築し、このエミュレータに対して運用の最適化を競う選手権を開催することで、最適化の技能を定量評価する。「エミュレータを用いて建物の最適化技能のNo.1を決定すること」が本委員会の目的である。