PUE=1.0x (補機動力nearlyゼロ）のデータセンター用冷却システムの開発: 実験とエネルギーシミュレーションによる低PUE化の可能性検討

摘要

サーバ室の冷却システムについて，実規模の模擬負荷装置を用いた実験と年間のエネルギーシミュレーションを行ぃ，以下を確認した。1.エネルギーシミュレーションにて改良点を検討の上，構成を変更した冷却システムについて，模擬負荷実験により，冷却システムの安定運転，要素機器の基本特性を確認した。2.構成を変更した冷却システムにより,年間PUEが1.02以下の実現可能性を確認した。今後は，夏期，中間期，冬期の実証を行う予定である。本報は，環境省の平成29年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発•実証事業における「PUE=1.0 (補機動力nearlyゼロ）を実現するハイブリッド動カレスデータセンターに関する技術開発」の成果による。