都市環境負荷負荷長期予測のためのハビタットモデル(CPASS)の構築-原単位予測モデルの改良とシナリオ別CO_2排出量の算定

摘要

既報にて、都市環境負荷長期予測シミュレータ「ハビタツトモデル(CPASS)」が開発され、都市の社会動態や经済動態の長期予測が行われている。また、任意の人口規模の都市で構築可能な汎用モデルの開発により、様々な都市政策の評価が可能となった。一方で、従来のモデルは東日本大震災以前の統計情報を使用しているため、原子力発電の停止を考慮出来ていないという問題点がある。その影響を考盧するために、仁科らによつて部門別のCO_2排出原単位の推移を予測する原単位セクタが開発されているが、これは福岡市のみをにした改良であるため、統計情報が不十分な小規模都市で構築可能かどうかは検証されていない。