秋田県における民生部門の低炭素化シナリオに関する研究その3非住宅建築物の運用段階におけるエネルギー消費量の推計と実績値との比較

摘要

本報ではストック床面積，エネルギー消費原単位の算出方法を，非住宅建築物のエネルギー消費量を推計した。その結果，小•中学校のストック床面積推移は，減少傾向にあり，2000年には21%を占めているのに対し，2050年には，9%にまで減少する。また，2050年非住宅建築物のエネルギー消費量は，2000年時と比べ0.8倍まで減少する結果となった。エネルギー消費量の予測値と実績との比較では，相対誤差2.9%〜10.6%の範囲であり，BAUモデルとして整合性のある結果となった。今後は，用途別消费エネルギーの算出と建設•改修•解体の床面積の推移とエネルギー消費量の算出する予定である。