SESS のリチウムイオン電池内部抵抗値推移の一考察

摘要

直流電気鉄道において、近年回生車両の導入が進められており、回生制動時の運動エネルギーの省エネルギー化が図られている。この省エネルギー効果を得るための手段として2006 年よりリチウムイオン電池を適用した地上用電力貯蔵装置(Stationary Energy Storage System:SESS)の導入が進められている。海外の鉄道では電気二重層キャパシタ(EDLC)を適用したSESS が一般的であるが、日本ではリチウムイオン電池を適用したSESS がもっとも多く設置されている。