UdAD( User-driven Architecture for Devices) のクラウド指向アーキテクチャの検討

摘要

デバイス等の組込み機器のハードウェア及びソフトウェアのシステム構成はデバイス側で保持されているのが一般的である．所与デバイスの開発プロセスで用いたIP(InformationProperty)コアは開発環境に具備し[01],デバイスのハードウェア及びソフトウェアのシステム構成同時にデバイス内に保持し，デバイス利用者の嗜好に合致した新機能を具備した組込みシステムUdAD[02]の要求仕様を満たすデバイスのアーキテクチャを実現する.これをクラウド内の開かれた空間でのハードウェア及びソフトウェアのシステム構成を展開し，デバイスの要求仕様を満たすアーキテクチャを実現ならしめる，新たなクラウド指向アーキテクチャ(CloudOriented Architecture)の有様とさせる．この事によりデバイス構成要素のIP コアを流通性且つオープン性に富hだクラウド上の無償若しくは有償IP コアと変容させ，非オープンでセキュリティをも確保された設計資産の再利用性と粒度の高いIP コア用いたクラウド指向アーキテクチャを具現する．この実現のために高品位合成(HLS)から始まってデバイスへのコンフィギュレーション・データのダウンロードへ至るまでの開発プロセスで検討した．