高密度冷熱ネットワークの実用化に関する研究(第9報)　冷房負荷が多い地域に導入した場合のエネルギー効率の感度解析

摘要

本報では、本システムの実用化に向けた設計データの拡充および蓄積を目的に、配管種類の違いによる圧力損失特性に関する事前検討を行った。また、冷房負荷主体の地域に本システムを導入したときのエネルギー効率をシミュレーションにより算出した。結果として、SGPの圧力損失特性のデータ拡充ができた。また、事前検討を反映したシミュレーションにより、冷房需要が多い地域においては年間を通じて高効率な運転が可能となり、本システム導入の可能性を展望した。