科学的火災調査のための単一空間火災性状に関する研究

摘要

本研究は前報に続いて韓国火災調査分野でIssue化なっている科学的火災調査方法に関する研究として本研究では、単一空間の火災性状中でHeat ReleaseRate「以下HRR」値の分析を行った。可燃物HRR値の合と実験結果との比較検討を実施して着火位置によるHRR値の変化を示し、今後韓国での科学的火災調査の基礎的資料として利用することを目的とする。本研究で分析した単一空間実験は前報の実験を対象として着火位置を２個のCASEに分析を行った。実験は韓国の住居施設を対象とし、Exp. 1、Exp. 2の可燃物の種類および配置は等しく構成した。着火位置はExp.1の場合、Wastebasketで設定し、Exp.2の場合、TV Shelfと設定して実験を実施した。試験体の寸法はISO-9705 Room Corner Testの実験規格を適用した。図１は、実験に適用した可燃物配置を示した。実験に利用された可燃物の種類および情報は表１に示した。単一空間内での実験結果中でHRRと質量減少を図２に示した。 Wastebasketで着火したExp.1では約480sで火災が成長した。なお、TV Shelfで着火したExp.2では約600sで火災が成長することが測定された。