稚内駅前地区市街地再開発:日本最北端の交流拠点

摘要

日本最北端の駅「ＪＲ稚内駅」と一体となった駅前周辺再開発事業である。「マチとミナトをつなぐ」を基本コンセプトに、交通・観光・市民サービス・アミューズメント・高齢者居住等多機能を集約することで、子どもからお年寄りまでの多世代交流と、周辺商店街を含めた街の活性化を目指した。稚内の産業や観光貢献に大きなポテンシャルを持つ「ミナト」と、商店街や官庁街がある「マチ」をつなぐ場所となる駅前広場に面して、大きなガラスカーテンウォール開口を設け、閉鎖的な表情となりがちな最北の街の施設を開放的にし、賑わいをもたらせた。