対向車線の車両観測データを用いた突発事象時の交通流モニタリング

摘要

本研究では，車両に搭載したカメラやミリ波レーダなどによって対向車線側の交通流を計測したデータ等を用いて，突発事象発生時の状況にも適用可能な交通流モニタリング手法の提案を行う．本研究では，近年自動車に搭載が進hでいるセンサーを活用した対向車線の計測データを用いることで，路側の観測機器による定点観測を代替することを目指す．本稿では，対向車線の車両観測データを用いて突発事象の発生地点と開始・終了時刻，ボトルネック交通容量を推定する手法について提案する．また，車載カメラによる対向車線の認識精度を分析した結果について述べる．