多目的宇宙環境利用実験衛星TeikyoSat-4 の熱構体モデルの開発

摘要

現在帝京大学では，2014 年にH-IIA ロケット23 号機で打ち上げた微生物観察衛星“TeikyoSat-3”の後継機として多目的宇宙環境利用実験衛星“TeikyoSat-4”の開発を行っている．多目的宇宙環境利用実験衛星とは，宇宙環境を利用して「生命科学分野」，「物質科学分野」，「宇宙技術開発分野」などの宇宙実験を多目的に行うことができる衛星のことである．本衛星は，50 [cm]，50 [kg]級の超小型人工衛星であるが，上述の宇宙環境利用実験のために衛星内部に空気を密封し気圧を保持するための「モジュール容器」を搭載している．現在はエンジニアリングモデル（EM）の開発を進めている．