「すざく」衛星搭載XISのコンタミネーシヨンの長期モニター結果

摘要

「すざく」搭載XISに吸着したコンタミネーションの10年近くに渡るモニター結果をまとめた。最初の1-2年はセンサー毎、場所毎のばらつきが大きいものの、その後は非一様性がゆつくりと解消していき、6年後からは、減少に転じた。衛星内のァゥトガスの発生は、概ね1-2年で収まったものと考えられ、その後の変ィ匕はXISフード内でのコンタミネーションのmigrationによるものと考えられる。とくに、組成（C/O比）の変化やNの存在は、コンタミネーションの発生源を特定する重要な手がかりと考えられるが、物質同定にまでいたっていない。