超音波後方散乱特性計測による赤血球集合体サイズ推定時のパワースペクトル算出条件の検討

摘要

ワイヤのRF 信号から作成した干渉波形の包絡線のピーク値を重み関数として，異なる干渉状態の散乱波のパワースペクトルを加重平均することで平均化後のパワースペクトルに対するディップの影響を抑制し，サイズの推定結果が単一ワイヤの場合の推定値に近づくことを確認した．今後はディップの影響をさらに抑制する重み関数の設計と，単一ワイヤの推定値が真値と一致しなかった原因について検討する．