300N/mm~2級超高強度モルタルの圧縮試験方法に関する研究

摘要

実強度250～350N/mm~2級の超高強度モルタルの圧縮試験について直径50mm×高さ100mmの試験体で試験体の平面度または直角度が圧縮強度に与える影響について検討を行った。その結果，平面度が0.01%低下すると圧縮強度で3.1N/mm~2小さくなることを，直角度が日本工業規格の0.5度の範囲内に納まっていても直角度が0.1°小さくなると11N/mm~2およそ4%圧縮強度に低下する傾向が見られた。平面度に関しては，研磨面を平滑に仕上げることができる研磨盤を使用することで改善でき，直角度に関しては試験体側面に 4 か所の変位計を設けた冶具を使用して偏心状況を確認しながら試験を実施することで，信頼性の高い圧縮試験できる。