佐渡島における建築技術の伝播その2 変則的隅木位置架構の地域別分類の観点から

摘要

本研究はェ学院大学後藤治研究室が平成26年度より行つた佐渡長谷寺観音堂（登録有形文化財：1692年）及び五智堂（県指定重要文化財：1745年）の調査を基礎的研究として、佐渡島における建築技術の伝播について解明することを目標としている。本稿は『その1変則的隅木位置架構の分布の観点から』に続くもので、同架構を分類し、地域的特徴を考察することを目的としている。