超高層建築物における溶接箱形断面柱の溶接施工試験の一例 その３．エレクトロスラグ溶接接合部性能確認試験

摘要

建築構造用高HAZ 靭性鋼は、大入熱溶接（ＥＳＷ時溶接入熱1000kJ/cm）の場合でも、ＨＡＺ部の靭性劣化を抑制し、安定した熱影響部性能を有する鋼材である。ＥＳＷの性能について、各鋼材にはその鋼材メーカーが推奨する溶接ワイヤ銘柄を組み合わせる事によって、その１に示された要求性能（または標準試験マニュアルに定義する特別性能）を実現することができる。