ジオポリマーの性能と内部構造に及ぼす炭酸化の影響に関する研究その１: 性能への影響

摘要

本研究では、GP 硬化体の性能に及ぼす炭酸化の影響について調べ、以下の知見を得た。1) BFS 混合率が30%である場合、アルカリ溶液中の苛性ソーダの割合にかかわらず、炭酸化後に圧縮強度が上がる。また、苛性ソーダを多く使ったGP のほうが強度増加率は大きい。2) 苛性ソーダを多く使用した試験体以外、炭酸化後の500°C加熱による強度減少率は炭化無に比べ小さくなる。また、炭酸化した供試体の700°C加熱後の圧縮強度減少率は大きい。