テンションリングを有する放射型ケーブル屋根構造の力学性状に関する基礎的研究(その3)地震荷重に対する動的挙動の把握

摘要

本構造は、軽量構造のため一般的に風荷重が支配荷重となると考えられる。しかし、大きな跳ね出し長さを有するスタジアムの場合、地震などの水平方向の荷重に対し、屋根面が上下方向に応答することも危惧される。そこで（その3）では、地震荷重に対する本構造の基本振動性状の把握を目的とし、時刻歴応答解析を行った。