都心部における積層型清掃工場の提案: 渋谷清掃工場の建て替えをケーススタディとして

摘要

環境意識の変化が清掃工場のデザインに結びつくと考えられる。大量生産・大量消費の時代はごみをいかに人々の意識から遠ざけるかに力が入れられ、清掃工場の外観のデザインも圧迫感や存在感をなくすことが重要視されている。しかし、発生するごみ自体を減らすことに重きを置く現代では、ごみ処理工程を隠さず、見せることによって環境問題への呼びかけを行うことも重要な課題となっている。