周南市菊川地区での学校•地域社会の連携による通学路安全対策事例にみる児童•生徒の交通マナー遵守の傾向について（2017年度）

摘要

2012年に京都府亀岡巿で軽乗用車を運転する少年ら5人が通学路指定の一方通行道路を逆走し，通学中の児童の列を次々にはね，小学生3人が死亡する大事故に繋がった,この後，通学路の安全対策が社会問題視されるようになつた。本研究の着眼点は，通学路安全対策の際，児童·生徒が正しい通行位置を認識していないという疑義を抱いたことから，身近な地域で起きた事例を対象に，児童•生徒に交通安全教育を行うことでより安全な交通行動に変えさせようというものである。