ソウル巿の大学キャンパス周辺における単身者向け集合住宅の立地特性に関する研究（その2): ソウル巿における都市型生活住宅の推移と立地特性

摘要

本研究では、都市型生活住宅の実態と推移を把握したうえで、大学キャンパス周辺における都市型生活住宅の立地特性について以下のことを明らかにした。1) 住戸面積40 m~2以下のワンルーム型、団地型、複合型の都市型生活集宅を民間が供給している。大学キャンパス周辺の洞では、2012年まではワンルーム型が多くの許認可を受けたが、2013年からは団地型が多くなつている。2) 都市型生活住宅の洞あたり平均許認可数と平均世帯数が多い洞はキャンパスから2kmまでの距離にある。3) ソウル市における4年制以上の大学を25グループに分類し、2km未満の範囲内の都市型生活住宅のカーネル密度分析を用いて、高密連続、近距離密集、中距離密集、遠距離密度増加の4パタンの類型に分類し、密度分布とその立地特性を示した。