信州型接着重ね梁の断面内せh断強度分布における平角コアと平割コアの差異

摘要

森林資源の充実化を背景としてより高性能な梁桁材の開発を目的として、前報1)では、上下をラミナで補強したカラマツ信州型接着重ね梁の断面内強度分布における平角コアと平割コア（図1）の差異に関して、静的曲げヤング係数（Eb）、静的曲げ強さ（σb）、圧縮強さ（σc）に関して検討を行なった。全体的に平角コアと比較して平割コアにおける断面内強度分布のばらつきは小さかった。平均値でみると、Ebとσb では平割コアのほうが高かったが、σc では平角コアのほうが高かった。