ターミナル周辺地区の事業継続のための地域エネルギーシステムに関する研究: （第2 報）都市機能と非常用発電機の集積度分析によるBCD 候補地区選定方法の検討

摘要

第 1 報では、ターミナル駅周辺地区のBCD（BusinessContinuity District：業務継続地区）化を図る地域エネルギーシステムを検討するため、エリア防災情報データベースの提案と、災害時における機能継続（BCP）の必要程度を表す建物の災害時用トリアージの調査を行った。本報ではまず、国が特定都市再生緊急整備地域に指定しているターミナル駅周辺地区が、都市の中でどのような空間であるかを把握した。そして、特定都市再生緊急整備地域を含めた都市内でBCD 候補地区の選定方法を検討し、東京都特別区においてモデルスタディを行った。