再生可能エネルギー増加時における地域間連系線容量を考慮した広域需給制御

摘要

現在，太陽光発電（Photovoltaic, PV)や風力発電（Wind Turbine, WT)等の再生可能エネルギーを利用した電源が増カロしている。その出力変動や予測の難しさにより，需給制御がどの程度困難となるのか評価するため，筆者らは経済負荷配分領域の長周期から10分間の短周期の変動まで考慮した需給制御モデルを構築した。このモデルを用いて，10分後の変動に対応可能な調整可能幅（10分間運転予備力：10-@@minutes Spinning Reserve, SR_(10))の確保目標値を設定した上でシミュレーションを実施し，PV, WTの増加が電力系統の周波数に及ぼす影響を評価した。