Joining-in-type RALL システムにおける学習者の繰り返し回答に対する音声認識結果識別器の精度評価

摘要

第二言語によるコミュニケーション能力の向上を支援するため，当研究室ではロボット2 体を用いて学習者と英語による対話訓練を行うJoining-in-type RALL(JIT-RALL)システムを提案している[1]．最近の取り組みで，質問への回答を学習者に繰り返させることで，英語表現の習得が促進されるとともに，音声認識の精度劣化要因である発話中のフィルドポーズも削減されることが確認された[2]．誤認識を多く含む音声認識結果を用いて回答のレベルに応じたフィードバックを返すために開発した識別器について，回答の繰り返しによる精度改善の効果を検証する．