自動ポリッシュ装置の開発

摘要

研磨加工は近年、ロボット等を利用した自動加工を行うことが増えている。しかし、航空機部品の鏡面研磨加工（以下、ポリッシュ）は依然として手作業が主体である。これは機体外表面の特に前縁部では、乱流を発生させないために高い品質がポリッシュに要求され、自動化することが困難なためである。そのため、ポリッシュの工程では、加工に時間を要し、加工品質は作業者の経験や能力に依存している。さらに金属製品のポリッシュは、微細な粉塵が発生するため、作業者への負担も大きい。