41mの埋戻土直下の土被り22mで掘削:掘削状況と計測結果

摘要

未固結地山である砂礫層上部に大規模な埋戻土が存在する区間において，事前にＦＥＭ解析を実施し，最適な支保パターンを選定した．今回それらの支保パターンを万全な計測体制のもと実施し，数値解析結果と比較することにより，その妥当性を検証することができた．結果的に想定よりも良質の砂礫層であったため， Ｂ計測の実測値が解析結果に比べ 38%～76%という小さい結果となったが，切羽崩落，地表面沈下もなく無事に掘削を終えることが出来た．今後はさらなる物性値の把握の向上に取組み，より経済的な掘削方法の選定に取組hで行きたい．