杭基礎を有する球形貯槽の3 次元有効応力解析による耐震性検討

摘要

高圧ガス設備である球形貯槽を対象に，上町断層帯で発生が予想される地震波を作成し，水平二方向入力による3 次元有効応力解析を実施して上部構造及び基礎構造の耐震性を検討した．対象貯槽は，高圧ガス設備等耐震設計基準に準拠して設計された球形貯槽（貯槽容量1000m3）で，地表面及び球形貯槽の設計震度は，それぞれ0.384 及び0.922 である．なお，本検討は「平成30 年度経済産業省委託 石油・ガス供給等に係る保安対策調査等事業 新たな高圧ガス設備等耐震設計基準・耐震性能評価方法の検討に向けた調査研究」として実施されたものである．