機構・構造－流体連成解析システムの宇宙構造物への適用

摘要

近年盛hに開発が進められている宇宙往還機では，大気圏内を空力舵面を用いて飛行する．宇宙往還機は打ち上げ時の燃費・コストの観点から構造が軽量であることが非常で重要である為，剛性確保が難しく，流体・構造連成による空力弾性効果が大きくなる傾向にある．空力弾性効果は飛行特性・性能・空力荷重等，設計上重要なファクターであることから，その予測精度向上は非常に重要である．本稿では，流体解析(CFD)，機構解析(MBS)，構造解析(FEA)を連成するCo-Simulation システムを紹介し，その適用例として宇宙往還機の空力弾性解析例を紹介する．