X 線分光撮像衛星 (XRISM) 地上システムの概要と状況

摘要

X 線分光撮像衛星(XRISM)は、2016 年2 月17 日打ち上げられたX 線天文衛星 ASTRO-H/ひとみのリカバリーミッションである。XRISMの地上システムは、ひとみの地上システム資産、インフラ整備資産を最大限に活用するが、軌道上事故の原因となった箇所は適切に見直すため、ひとみのLessons Learned 等を受けて、プロジェクト準備段階にて、衛星運用・科学運用の考え方・コンセプト等を「運用コンセプト」として制定した。このフローダウンや制約条件のもと、地上システムへの要求・機能性能を設定した。本講演ではXRISM の地上システムの概要と検討状況を報告する。