計測出来ない磁場

摘要

以上の理論的展開と実験から分かったことは、パイプ状の導体內部に內侧だけを弱めてしまうような作用が働いていること。この様な作用をする要因としては、パイプを一回りする電子の磁気モーメントの速なりが、部分的に途切れた場合小さなま状構造を作り、パイプの内面近くに集まると考える。それまでは、知らなかったのだが物質内部に微小な磁気を持つ環状構造がスキルミオンと呼ばれ実際に存在することを知った。スキルミオンについては、日本では理研で研究がおこなわれている。次に、パルス磁場は検出出来たのに、直流磁場は検出出来なかったことを考えると、パイプの内部空間においては物質の無い空間においても、磁場は元々縮む性質があるので小さな環状構造の集団へと分裂ことが考えられる。これは筆者にとつて今の最大の感心ごとのーつである。もしも、小さく縮hでゆくとすれば無限に縮まることは出来ないと考える。なぜなら、小さく縮hでゆくとあるところで中心部では、逆方向の磁場が相対することになり反発力が働くため、一定のサイズ以下にはなれないものと考える。磁場が小さな環状構造となつた場合、磁気センサーよりも非常に小さな構造となった場合には、古典的な磁針•ホール素子の様な磁気センサーなどいずれもが反応しなくなると考える。これが、表題とした「計測出来ない磁場」である。