ラム波·SH板波交互送受信型電磁超音波センサを装着した長い薄導波体によるパイプ検査の検討: 長い薄導波体用SH板波EMATの改善

摘要

高温配管（原子力·火力発電所等の蒸気配管）を検査する時，電磁超音波センサ（EMAT)は高温になり，ダメ ージを受けるため直接の使用は困難となる.そこで長い導波体を介することで，超音波センサ部を常温にし， 検査可能とする超音波システムを検討した.先行研究として，超音波発生源を1種類とし，導波体の形状を2 種類とすることでパイプ中に2種類のガイド波を送受信した.本研究は超音波源を2種類とすることで導波 体を1種類のみで2種類のパイプガイド波を発生させることを目的として，その概要と疵検出能評価結果に ついて述べる。