路面入力標準化WG活動の紹介

摘要

自動車開発において路面からの入力による強度耐久性を評価するためには，市場走行時の路面負荷を把握して試験条件に正確に反映させる必要がある.そこで，路面入力標準化WGでは2001〜2005年にかけて，各自動車メーカー並びに大学関係者·計測器メーカーにて協力し，日本国内での路面入力の計測·解析を行い，データベース化した. 続いて，本データを有効に活用するために主にはボデ一への入力把握を目的として，上記にて得られた市場入力条件を表現するために基準路面として仮定したJARI路面を利用し，この入力波形を編集して市場走行ダメージに沿うように4輪ロードシミュレータ評価方法に利用する事を検討した.