Cos α法における測定結果のばらつき評価および精度検定に関する研究

摘要

多結晶金属材料表面の応力状態を非破壊的に測定する際，X麟カ測定法は極めて有効な手段である.X線応力測定法の主流としては，1960年代に普及し，標準化されたsin~2Ψ法がある.しかしながら，1995年に，短時間に多くの情報量を取り込み，また，不連続な回折環に対する測定も優れている，IPを利用した2次元検出器によるcos α法が提唱された.それ以来，IP以外の2次元PSPC，CCDなどの新しい2次元検出器によるX線応力測定法(2D法）か開発され，近年，Bob Heによる新しい2D法も発表されて，cosα法とともに大いに注目を浴びている.