20 kW級高温超電導誘導同期回転機のブレーキ時同期回生特性に関する検討

摘要

我々の研究グループは，科学技術振興機構(JST)の委託事業(H24年度戦略的創造研究推進事業先端的低炭素化技術開発(ALCA)「低炭素社会を支える輸送機器用超伝導回転機システム」)として，輸送機器応用を目指した高温超電導誘導同期回転機システムの研究開発を行っている.本研究で使用しているモータは，高温超電導誘導同期機(High Temperature Superconductor induction/Synchronous Machine: HTS-ISM)と呼ばれている.本プロジェクトでは，HTS-ISMの研究開発をベースに，大電流·低損失固定子巻線技術，最適化変速駆動技術，低熱侵入•小型冷却構造，冷凍機開発など，実用化を目指したシステム全体の研究開発を推進している.