メタモデルにRBF補間を用いた PSDによるデカップリングキヤパシタ実装の一検討

摘要

本報告では，集合論的設計手法である選好度付セットベース設計（PSD)手法を用いた電源設計手法を検討している.検討手法では複数のデカツプリングキャパシタの実装位置を設計変数，電源-グラウンドプレーンにおける伝達インピーダンスを要求性能とした.本報告では，設計変数と性能の関係を表す近似式を機械学習などの分野で複雑な応答の近似に使われているRBF補間を用いることを検討している.デカツプリングキャパシタの実装位置が集合（範囲解）で与えられることが提案手法の特徴である.一次元のポート間の伝達インピーダンスの解析により，試行錯誤なしに要求性能を満足する設計変数の範囲解が得られており，提案手法の有効性を確認できた.