3J11 ソーラー飛行機の飛行姿勢に伴う発電量変化の評価

摘要

ソーラー飛行機の設計を行う際，飛行地の緯度・経度を元にした推算，または気象統計データによる全天日射量を元にして発電量の見積もりを行う．これは一般的な燃料を搭載する航空機の設計とは異なるプロセスであり，また，天候，雲量，および発電を行うソーラーセルの条件，すなわち太陽からの入射方向とソーラーセルとの向きによっても発電量が異なる．飛行経路選択によるソーラーセルの発電量に及ぼす影響を調べ，実際の運用において飛行経路選定の評価，および設計段階においても発電量推算へのフィードバックとして利用することができる．