機械組立工場の研究開発施設における知的生産性に闕する研究(第11報)　執務者の自然換気行動と温熱環境の関連性の検討

摘要

本報で得られた知見を以下に記す。 (1)中間期に自然換気窓が頻繁に開放される傾向と、空調用の消費電力量が減少する傾向を確認した。 (2)季節ごとの自然換気窓の開閉状況の測定結果とPMVの比較から、室温が上がると窓開け行動が実施され、PMVが低い値の範囲で推移していることが分かつた。 (3)室内外温熱環境と窓開け行動の関係を検討し、室温が外気温より高い時間帯に自然換気窓が開放される傾向を明らかにした。