ф0.1 mm極細熱電対の開発

摘要

今回，JIS最細品であるф0.5mmシース熱電対と比較して直径比5分の1，体積比25分の1（96%減）となるф0.1mmのシース熱電対を開発し，各種試験を実施した。新品に対しては熱起電力が許容差の分類においてクラス1を確保できた。また長期安定性については500°Cで3,000時間の曝露でも4本中3本がクラス2を維持する結果を得た。さらに応答性，表面温度計測と極細の特徴を活かせる試験においても従来品であるф0.5mmに比べ十分なァドバンテージを有することが確認できた。