鋼板端部の欠陥検出装置の開発

摘要

薄板鋼板は端部に割れ，欠け等の欠陥が発生する.これらの欠陥はトラブルの原因となるため，欠陥の検出装置の開発が求められている.耳割れは影響が大きいため検出装置の開発が進められて来たが，欠けに対応した検出装置は開発が進hでいなかった. そこで，通板中の銅板端部の欠けを対象に検出装置を開発した.本欠陥装置はカメラを搭載したセンサヘッドと画像処理装置から構成され，欠陥の自動判定を行う.自動判定し易い鮮明な画像を撮像し，板幅変動に対し光学条件を一定にするようセンサへッドの位置合わせを行うといった特徴を持った装置である. 本論文では，開発した鋼板端部の欠陥検出装置について概略設計，機器設計，欠陥の自動検出のロジックおよびテスト結果について報告する.