盲ろう者とのコミュニケーションのためのリモート点字出力システムについて

摘要

本報告では，複数の発話者が存在する会議において全盲ろう学生への会話情報を支援するソフトウエアの試作を行つた。発話者の人力インタフェースにおいては，全盲ろう者への配慮について熟知していなくても問題なく惜報共有できるように，Webソケット通信を川いてリアルタイムに会話内容が全ての参加者に確認できるように工夫した。このシステムを利川することで，従来の要約箏記の専従担ち'を川意する必要がなくなるとともに，会議参加者全員が，時系列に沿つて理解しゃすいようにさまざまな配慮を意識しながら発言をすることが可能になると思われる。今後は，試作したシステムを^議場面において活川する事で，従来の会話状態の困難さを克服するために必要な課題を更に洗い出すと共に，より自然にリアルタイムなコミュニケーションの確立を目指していく所存である。